伊豆の国歴史館「いずしる」(伊豆の国市四日町)が5月31日、伊豆箱根鉄道駿豆線韮山駅近くに開館する。同施設は、市内の歴史や文化財を学ぶ展示機能と周辺史跡を巡るガイダンス機能を担う。
同館では、これまで伊豆の国市立中央図書館(伊豆の国市三福)2階にあった郷土資料室の機能を引き継ぐ展示施設として整備を進めてきた。市内には国指定史跡などの歴史資源が点在する一方、全体像をまとめて伝える場がなかったことから、来館者が地域の歴史を俯瞰(ふかん)しながら学べる拠点を目指すという。
館内は3フロア構成で、2階にガイダンス展示、常設展示室、企画展示室を配置。1階には市民交流スペースや事務室、サポーター室を設け、3階には展望室と屋上テラスを備える。開館初日の5月31日から、第1回企画展「韮山城をめぐるお城ネットワーク」を開く。
展示では、伊豆の国市内に残る史跡や出土品、古文書などを紹介するほか、来館後に現地へ足を運んでもらうための動線づくりも重視する。柴雅房館長は「伊豆の国の歴史遺産はすごいということと、歴史は面白いと思ってもらうことを伝えたい」と話す。
伊豆の国市の観光交流客数は直近3年平均で約178万人。同館は、こうした観光客の周遊促進も見据え、市内に点在する歴史資源をつなぐ拠点としての役割も担う。
開館時間は9時~16時30分。水曜休館(祝日の場合は翌平日)。観覧料は、伊豆の国市民=無料、市外=大人300円、子ども50円。