「葛城山マウンテンクリーン&伊豆半島ジオパークECOツーリズム」が4月26日、伊豆パノラマパーク(伊豆の国市長岡)で開かれた。葛城山で清掃活動を行いながら山を歩き、伊豆半島の自然や地形について学ぶ企画で、山麓ではサステナブルマルシェも同時開催した。
当日は参加者とスタッフ合わせて10人ほどが参加し、道中ではペットボトルや空き缶を中心にごみを拾いながら歩いた。伊豆パノラマパーク社長の杉本繁則さんは、同園が2023年4月にSDGsプロジェクトを立ち上げ、2024年1月から具体的な行動を始めたことを説明。「自然豊かな葛城山の舞台で仕事をしているからこそ、これからも皆さまと共に豊かな自然を守っていく必要がある。まずはできることからコツコツやっている」と話した。
当日は、伊豆半島ジオパークガイドの鈴木まさ子さんが案内役を務めた。参加者は山麓から登山道へ向かい、清掃活動とハイキングを組み合わせて山頂を目指した。道中、葛城山が海底火山に由来する地形であることや、周辺の山々が侵食によって現在の姿になったことなどを解説。急斜面でミカン栽培が行われる理由についても、日当たりや水はけの良さ、火山性土壌の特徴と結び付けて説明。葛城山がかつて修験者の修行の場だったことにも触れた。
杉本さんによると、葛城山を使って仕事をしているからこそ、自然を守る取り組みを来園者と一緒に楽しみながら続けたいと考え、実施しているという。社内のさまざまな部署から集まった約10人の有志によるプロジェクトで進めており、今回が3回目。「ごみのない絶景世界」を掲げ、山の景観保全とSDGsの取り組みを伝える場として開いた。山頂では、レストランで進めているSDGsの取り組みを生かした「SDGs弁当」も提供した。
山麓のレストラン前では、6つの福祉事業所が出店するサステナブルマルシェも開いた。会場にはパンや焼き菓子、布小物、雑貨などが並び、来場者が各ブースを見て回る姿が見られた。福祉作業所「ブルービート」は、自動車用本革の端材をアップサイクルしたパスケースやバッグなどを販売。捨てれば処分費がかかる素材を新たな商品として生かす取り組みを紹介した。
今後も、暑さや寒さが厳しい夏と冬を避けながら、春と秋を中心に継続開催していくという。