見る・遊ぶ 暮らす・働く

伊豆長岡に一棟貸し宿「やどり」 地域おこし協力隊員が空き家を改修

リビングとキッチンを備えた「やどり」の室内。壁面にはプロジェクターも備える

リビングとキッチンを備えた「やどり」の室内。壁面にはプロジェクターも備える

 一棟貸し宿「やどり」(伊豆の国市長岡)が5月1日、伊豆長岡温泉エリアにオープンした。昭和の面影を残す空き家を改修した宿で、温泉街を巡る滞在拠点としての利用を見込む。ゴールデンウイーク期間中は満室だったという。

一棟貸し宿「やどり」の外観。昭和の面影を残す空き家を改修した

[広告]

 オーナーの榊田幸平さんは伊豆の国市の地域おこし協力隊員として、伊豆長岡温泉エリアマネジメントに配属。活動の中で宿泊施設「さかなやステイ」の立ち上げや運営に関わり、その経験を通じて自らも独立して宿を営みたいと考えるようになったという。協力隊としての活動は、この地域に腰を落ち着けるきっかけにもなった。

 宿は伊豆長岡温泉場近くの一軒家を借りて開いた。コンセプトは、木のぬくもりや既存の建物の魅力を生かした「レトロな宿」。実家に帰ってきたような安らぎを感じてもらい、利用客の思い出が宿る場所にしたいという思いから「やどり」と名付けた。リノベーションでは、木の床や昔ながらのガラス戸など、建物にもともとあった要素を残したという。

 最大6人まで利用でき、2世帯やグループでの宿泊も想定する。提携入浴施設の利用を含め、伊豆長岡温泉の街歩きや湯巡りと併せて楽しめる滞在を提案する。榊田さんは「実家に帰ってきたような深い安らぎを感じてもらい、少しでも思い出が宿る場所になれば」と話す。

 今後もエリアマネジメントに関わりながら、自身の宿とまちづくりをかけ合わせて活動を続ける考え。今回の開業を空き家活用の一例とし、今後も地域の遊休不動産を生かす取り組みにつなげたいという。榊田さんは「大きなことではなくても、地域の一員として小さなまちづくりを積み重ねていければ」と話す。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース