介護の仕事を楽しく学ぶ体験イベント「ナゾときカイゴ」が3月28日、特別養護老人ホーム「韮山・ぶなの森」(伊豆の国市韮山山木)で開かれた。参加した子どもは8人。主催は伊豆の国市長寿介護課で、静岡県と同施設が協力した。
同イベントは、介護や福祉の仕事を体験しながら学ぶ小学生が対象のプログラム。静岡県が制作した体験型プログラムを活用し、伊豆の国市では初めて開催した。『みんなの暮らしを支える力 カイゴ・パワーのナゾをとけ』をテーマに掲げ、謎解き形式を通して介護の仕事や、介護に必要な気持ちとしての『思いやり』の大切さを伝えた。
会場では施設内の見学も行った。デイサービス利用者が過ごすフロアを見て回り、入浴や運動、創作活動など、日中の暮らしを支える介護現場の役割について説明を受けた。子どもたちは、普段入る機会の少ない施設内で、職員の話に耳を傾けながら見学した。
その後は、立ち上がり介助や車いすの扱い方も体験。立ち上がり介助では、相手が立ちやすい姿勢を整えることの大切さを確認。車いす体験では、ブレーキや足を乗せる部分の扱い、安全に押す際の注意点、坂道での動かし方などの説明を受けながら実際に操作した。子どもたちはしっかりと話を聞き、楽しみながら取り組んだ。
プログラムの最後には、介護職員に仕事を始めたきっかけや、やりがい、大変さを尋ねる時間も設けた。職員は、家族に介護が必要になったことを機に仕事を志したことや、「ありがとう」と言ってもらえることがうれしいなどと話した。子どもたちは体験に加え、働く人の言葉を通して介護の仕事への理解を深めた。