「子育てワークショップ」が3月26日、共和幼稚園(伊豆の国市中)で開かれた。伊豆の国市が子育て支援や子どもの居場所づくりについて考える場として開いたもので、大人32人が参加し、うち、10人以上が保育園や幼稚園の教諭らだった。
会場では、子連れでも参加しやすいよう自由に出入りできる形を取り、子どもが過ごせるスペースも設けた。キッズスペースで過ごす子どもの姿も見られ、託児の利用もあった。
当日は、市が「伊豆の国市こども計画」や今後の子育て支援拠点整備の考え方を説明。会場となった共和幼稚園は2026年3月に閉園し、市はその施設を活用して、未就学児の親子から小中高生までが利用できる拠点として整備していく方針を共有した。地域子育て支援センター機能や児童館機能、子どもの居場所機能を備え、東棟を未就学親子向け、西棟を小学生以上の居場所として活用する案も示した。
講師によるミニ講話では、子どもの育ちを支える環境づくりや、遊びを通じた学びの大切さについて話した。子どもの自発的な表現や試行錯誤を大人が受け止めること、本や自然との出合いを地域で支えることの重要性にも触れた。
後半のグループワークでは、「こどもも大人もうれしい暮らしを!」をテーマに意見を交換。参加者からは、地域で交流できる居場所、自然や本に触れられる環境、体を動かせる空間、相談しやすい仕組み、年齢に応じた情報発信などを求める声が上がった。ワークの発表では、「大人が安定していられることが子どもの幸せに直結する」といった視点も共有された。
併せて、中央図書館2階に4月1日に開設される親子向けスペース「よむりん」も紹介した。伊豆の国市こども家庭センターの古屋祐子センター長は、既存の子育て支援施設の老朽化や、小中高生の居場所を求める声があることを挙げ、「こども広場や子育て支援センターでも、利用者の声を聞く機会を設けたい」と話した。