第21回パン祖のパン祭「パン教室」が5月30日、ドイツパン店「ベケライ・ダンケ」(伊豆の国市三福)で開かれた。
日本に1台しかないドイツ製オーブンの蒸気や熱の特徴について説明する杉山大一社長
当日は定員となる16人が参加し、本格的な設備を使ったパン作りを体験した。市は同教室を5月30日、6月6日、6月20日の全3回で企画し、各回16人を募集していたが、全3回とも募集開始から2週間以内に定員に達した。
パン祖のパン祭は、江戸時代に日本で初めてパンを作ったとされる江川坦庵公の功績をたたえる催し。同教室は祭りに先立って開く恒例企画で、当日はベケライ・ダンケ社長の杉山大一さんがパン作りを指導した。
作ったのは、山形トースト1本、胚芽フランスパン2本、メロンパン3個、カレー生地2種7個、全粒生地2種7個。会場では、生地の成形や焼成の工程に加え、オーブンの構造や蒸気の役割、材料について説明する場面も見られた。
杉山さんは、教室で使うオーブンは日本に1台しかないドイツ製オーブンだと紹介し、フランスパンの焼成に欠かせない蒸気の重要性にも触れた。参加者の中には小学生の姿もあり、保護者と一緒にパン作りに挑戦した。教室の最後には、焼き上がったパンをスタッフが番号順に並べ、受け取り順を案内。参加者は焼き上がったパンを袋に詰めて持ち帰った。
杉山さんは「パン祖のパン祭」の実行委員長も務める。祭りのメイン企画の一つである全国高校生パンコンテストも予定している。第21回パン祖のパン祭は、江川坦庵公の命日とされる1月16日と17日の2日間にわたって開く予定。