合同就職説明会「伊豆おシゴトさがしフェア2026」が6月20日、函南町文化センター(函南町上沢)多目的ホールで開かれた。伊豆市、伊豆の国市、函南町と各商工会が主催し、二市一町の企業33社のほか、ハローワーク三島などの支援機関が参加した。
会場には企業ブースが並び、求職者が担当者から仕事内容や採用条件の説明を受けた
同フェアは、地域で働きたい求職者と地元企業をつなぐことを目的に開くもの。以前から伊豆市と伊豆の国市で開いてきた取り組みで、昨年から函南町が加わった。会場も昨年から函南町文化センターに移し、より多くの人が集まりやすい場所での開催を目指したという。対象は学生、新卒から、転職希望者、パート・アルバイト希望者、シルバー世代まで幅広く、会場には企業ブースのほか、就職相談に応じる支援機関のブースも並んだ。
会場では、企業担当者が仕事内容や採用条件を来場者に直接説明した。出展企業の業種構成は例年大きく変わらず、継続出展する企業も多かった。建設業、製造業、土木関係、旅館などの観光業で人手不足の傾向が続き、事務職以外の職種では人材確保に苦戦しているという。
土屋建設の内田陸さんは、高卒採用では毎年1~2人の入職がある一方で、30~40代の中堅人材の確保が難しい現状を明かす。建設業界では厳しかった時期に採用が細った影響もあり、業界全体で中堅層が不足しているという。同社では20代の若手と50~60代のベテランが多く、中間層が薄い年齢構成になっているという。
同社は農業事業「ろっぽう野菜」にも取り組む。鈴木京那さんによると、近隣の耕作放棄地を活用し、農地の荒廃による土砂崩れなどの防止や、地元で採れた野菜の販売による地域活性化につなげる狙いがあるという。野菜の収穫などは技能実習生らが担っているが、栽培管理を担う人材は限られており、農業分野でも人手確保が課題になっているという。
参加した地域の中小企業では人材不足が続く一方、自社のホームページを持たないなど情報発信に課題を抱える企業もあった。会場は、求職者が企業担当者と直接話すことで、地元企業を知るきっかけとなる場にもなった。