伊豆の国・大仁のミュニティーカフェ「まちすけ」(伊豆の国市大仁)で5月25日、「大人食堂」が開かれた。取材時には8人が来店し、食事を囲みながら会話を楽しんだ。
今回の大人食堂は初の取り組み。主催した伊豆学研究会では、高齢化が進み、一人で暮らす人が増える地域の現状を踏まえ、月に1回でも集まって食事を楽しめる場をつくろうと企画した。
各地の大人食堂には、働く人向けに安価で食事を提供する例もあるという。一方、同所では孤食になりがちな人たちが気軽に立ち寄れる場づくりを重視し、価格は1食500円程度に設定した。普段はコミュニティーカフェとして運営しているため毎週の開催は難しく、今後は毎月第4木曜日の開催を予定しているという。
この日は、おにぎり、豚汁、肉じゃが、甘夏ゼリーを用意した。おにぎりに使った米は江川邸のもの。豚汁には豆腐を入れ、ネギと七味はテーブルに置いて好みで加えられるようにした。甘夏ゼリーは手作りで、使った甘夏は松崎町の三余農園のものだという。
会場には「おコシーナ」と書いたのぼりも掲げた。「コシーナ」はキッチンを意味し、特別な料理ではなく、普段食べるようなものを味わってほしいとの思いから名付けたという。伊豆学研究会の橋本敬之理事長は「一人で食事するのは寂しい。月に1回でも、こうやって、わいわいして食べてもらえれば」と話す。