川の駅伊豆城山(伊豆の国市神島)で7月12日、地元のスケーター有志がスケートボード用のランプを製作した。作業を担うのは「スケボー工務店」を名乗るメンバーで、地域で滑れる環境を自分たちの手で整えている。
ランプ完成後に集まった「スケボー工務店」のメンバーと子どもたち
同グループは、スケートボードができる場所が少ない中、十数年前から必要なセクションを自作してきたという。会長のSHUHEIさんは「やる場所がないと、結局危ない所で滑って事故も起きる。小さい頃から滑れる環境があれば、いずれ選手を目指す子も出てくると思う」と話す。
今回のランプ製作は、8月1日に同所で予定する「IZURUFES」をきっかけに進めた。これまで使ってきた設備が劣化してきたことに加え、子どもたちから「ランプが欲しい」という声が上がっていたことも背景にある。親方の田中慎悟さんは「環境がないなら自分たちで作るしかないという感じで、ずっとやってきた。地域の子どもたちが困らないようにしたい」と話す。
材料には「NFボード」を使う。DIYにも使われる型枠材で、木材よりささくれが出にくく、けが防止にもつながるという。田中さんは「材料も人件費も全部持ち出し。手弁当でやっているが、子どもたちの遊び場になるなら意味がある」と話す。「オリンピックをきっかけに、スケートボードもスポーツとして見られるようになってきた。だからこそ地域でも環境を整えたい」とも。
現場にいた子どもたちからも、新しいランプを歓迎する声が上がった。井川桂杜君は「ランプで繰り返し練習すると技がうまくなれる。もっとスピードをつけて滑れるようになりたい」と話し、田中稀杜君も完成したランプで滑りを試していた。メンバーは今後も必要なセクションを増やしながら、地域でスケートボードを楽しめる環境づくりを続けていく考えだという。