韮山反射炉ガイダンスセンター(伊豆の国市中)で7月11日、「鋳物体験教室」が開かれた。7月8日の「韮山反射炉の日」に合わせて伊豆の国市が企画し、木村鋳造所が協力した。約50人が参加した。
同教室は、ホワイトメタルを使ったキーホルダー作りを通じて、鋳造の仕組みや韮山反射炉の役割に親しんでもらおうと開いたもの。
体験では、参加者が用意された型の中から好きな形を選び、名前を入れて、自分だけの作品作りに取り組んだ。型は「反射炉」「反射炉と富士山」「てつざえもん」「忍」「いちご」などを用意。材料を型に流し込み、仕上げまでの工程を順に体験した。
韮山反射炉は江戸時代末期に大砲を作るために築かれた反射炉で、実際に稼働した反射炉としては国内で唯一現存する。反射炉では銑鉄を溶かし、鋳型に流し込んで大砲などに加工していたとされる。今回の体験は、そうした歴史を、手を動かしながら学ぶ機会になった。
会場には親子連れを中心に、市外から訪れた参加者の姿も見られた。藤枝市から訪れた参加者の姿もあり、子どもたちは型選びや名入れに取り組み、完成したキーホルダーを手に出来栄えを確かめていた。
木村鋳造所広報の佐藤和さんは「韮山反射炉の歴史や鋳造の仕組みを、体験を通して身近に感じてもらえたら」と期待を込める。