「水生生物観察会」が7月11日、来光川(函南町上沢)で開かれた。函南町環境衛生課が小学4年生~6年生を対象に企画した。
観察会は、川にすむ生き物を調べ、水質や河川環境への理解を深めてもらおうと開いたもの。函南町文化センターに集合した参加者は来光川へ移動し、ライフジャケットを着用してグループに分かれて活動した。
川では、石をめくったり網やバケツを使ったりして、魚やエビ、カニ、水生昆虫などを採取した。子どもたちは捕まえた生き物をトレーに移し、資料と見比べながら種類や数を記録。大きなカニを掲げ、笑顔を見せる児童の姿もあった。
採取後は文化センターに戻り、講師の永松一郎さんから、水生生物の特徴や川の環境との関わりについて説明を受けた。児童らは資料や標本を使い、採取した生き物の種類を手がかりに水質を調べる方法を学んだ。
研修では、永松さんが川の水と水道水に試薬を加え、残留塩素の有無を比べた。水道水では残留塩素を示す反応が見られた一方、川の水では見られなかった。pHを調べる実験には児童の一部も取り組み、川の水や水道水、スポーツドリンクの違いを確認。永松さんは、人が飲める水と水生生物がすめる水の条件は同じではないと説明した。
永松さんは、カゲロウの仲間など水質を判断する手がかりとなる生き物の特徴も解説し、来光川の水質について、「ややきれいな水になるかと思う」と説明した。最後に児童らがグループごとの観察結果を発表。永松さんは、川の水が臭わなかったことや多様な生き物が見つかったことに触れ、身近な自然に関心を持ち続けてほしいと呼びかけた。
町は7月30日にも同様の観察会を予定している。