函南町のカフェ「Leon(レオン)」(函南町上沢)で現在、デジタルフォト展「写らないものを写す」が開かれている。柿の落ち葉や周辺の草木を撮影し、画像編集ソフトで色を変えて仕上げたデジタルフォト18点を展示する。
同店ではこれまでも、地域のアマチュア作家らによる展示を受け入れてきた。個展のほか写真クラブの展示も行ってきたと言い、店主の久保博一さんは「こうした展示は定期的に行っている」と話す。
展示している林敏行さんは木工を長年続けた後、5年ほど前に写真を始めた。人物やジャズライブの撮影を経て、近年は庭に落ちた柿の葉に着目。光と影の中にある細かな形や色の変化をデジタル処理によって引き出す手法で制作を続けている。
作品は、葉の形そのものは変えず、色だけを動かすことで、肉眼では意識しにくい造形を浮かび上がらせるのが特徴。展示タイトルについて、林さんは「写らないものというのは目では見えないもの。それをデジタル処理で見えるようにしている」と話す。「見る写真ではなく、感じる写真を作りたい」とも。
会場には、赤や青、緑などを強調した作品が並ぶ。林さんは「見た人が『何かいいね』と感じてくれればいい。タイトルで縛らず、それぞれの感性で見てもらえたら」と話す。
開催時間は9時30分~19時。火曜と第1・3・5水曜定休。入場無料。7月3日まで。