物語イベント「湯上りおはなしキャンドル」が8月8日、南山荘(伊豆の国市長岡)で開かれた。語り手らが伊豆に伝わる昔話や紙芝居、怪談、絵本の朗読などを披露した。
主催したのは「かたリスト」のがっきーさん。飲食イベント「いずなかテーブル」と「南山荘ライトアップ」の開催に合わせて企画した。南山荘の館内では、演者を囲むように客席を設け、来場者が間近で語りに耳を傾けた。屋外では飲食を提供し、テーブルや椅子を用意した。
最初に登場した伊豆昔語りの会の鈴木暹会長と山田和代さんは、水車を使った精米の話や、伊豆長岡に伝わるあやめ御前の物語などを紹介。このほか、寺の小僧が鬼婆(おにばば)から逃れる話、正直な老人が海に落とした鉈(なた)を題材にした話、「夕立」の由来をしゃれで表した短い話などを語った。
続いて伊豆乃フネさんが、トイレに現れる幽霊や、身の回りに浮かぶ顔を描いた怖い絵本を朗読。紙芝居「湯けむり3色野菜 人参ヒーロー見参!」では、野菜が伊豆の温泉に入り、おいしさや栄養を高めていく物語を2人で上演。演者が来場者に「野菜は好きですか」と呼びかけ、客席とやり取りしながら物語を進めた。
このほか、来場者が作品を選ぶリクエスト企画、北田庄吾さんのオカリナ演奏、たぁこさんのおはなしタイム、紙芝居「テンニンギク」などを行った。南山荘ライトアップには、伊豆長岡のまちづくり活動に携わる横浜国立大学の学生も協力。日没後は庭にあんどんを並べ、樹木や建物を照らして温泉街の夜を演出した。