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伊豆の国・正蓮寺で芸術展「のののえんにち」 子どもと大人の表現を一堂に

 真宗大谷派正蓮寺(伊豆の国市南江間)が主催するアートイベント「正蓮寺 芸術展 2026 のののえんにち」が9月22日~25日、同寺と併設するしょうれんじこども園で開かれた。園児や卒園児、作家らの作品を、本堂、寿光学舎ホール、地域交流スペース「はなれ」などに展示した。

正蓮寺の本堂に並んだ子どもたちの作品を見る来場者

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 同寺は2012(平成24)年から、彼岸に合わせて園児が仏像を描く「クレヨン写仏」と作品展「ののさま展」を毎年行ってきた。子どもたちが仏像をじっくり見て、その姿や特徴に気付く時間をつくる取り組み。展覧会はコロナ禍で休止していたが、京都芸術大学通信制大学院を修了した、渡邉元浄住職の友人4人から寺を舞台に作品展を開きたいとの申し出があり、今年再開した。同寺によると、4日間で延べ約300人が来場した。

 催し名にある「ののさま」は、観音や如来などの仏を、親しみを込めて呼ぶ子ども言葉。仏教保育では一般的な呼び方だという。「クレヨン写仏~ののさま展~」では、クレヨンで描いた上から墨汁を塗るはじき絵の技法を使い、暗闇の中で仏が輝くように表現した。園児は同じ仏像を題材にしながら、仏像だけを描いたり周囲の様子まで描き込んだりと、それぞれ異なる視点、色、構図で仕上げた。渡邉住職は、描かれた仏像がいずれも正面を向いていることについて、「どこに行っても君を真正面から見ているという、仏教の教えに近い」と話した。

 会場ではこのほか、同大学院の2025年度修了生、井瀬茂和さん、内野友恵さん、久保孝司さん、林春樹さんの四人展、アトリエアルマジロの「野焼き・焼き物展」、草木染ひだまりの草木染展示、卒園児と習字講師の阪野鑑さんによる「ほとけのことば展」を展開。来場者は5カ所の展示を巡り、シールを集めて特製ポストカードを受け取った。

 渡邉住職は、意味や価値を求める世界を「俗空間」、意味や価値を求める必要のない世界を「聖空間(ひじりくうかん)」とする考え方を紹介。「どちらか一方に振り切らず、行き来することが大切。アートも聖空間にあると知り、自分がいる場所もまさにそうだと感じた。今後は、はなれのギャラリーとしての活用を進めていきたい」と話していた。

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