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伊豆の国で有機農法田畑見学ツアー 市内5農園を巡り栽培方法や課題学ぶ

山の高橋農園で栽培方法を説明する高橋久さん

山の高橋農園で栽培方法を説明する高橋久さん

 伊豆の国市内の有機農業の現場を巡る「有機農法田畑見学ツアー」が8月8日、韮山や浮橋などで開かれた。農業者や有機農業に関心を持つ一般参加者約20人が、市内5カ所の田んぼや畑、鶏舎を見学した。

アイガモ農法を行うコケキチ農園の水田を見学する参加者

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 ツアーは、実際の田畑を見ながら栽培方法を学び、生産者や参加者同士で意見を交わす機会として企画。参加者は韮山時代劇場に集合し、コケキチ農園、山の高橋農園、しのみや農園、こじちゃん農園、大仁瑞泉郷内のMOA大仁農場を車で巡った。

 コケキチ農園では、アイガモ農法を取り入れた水田を見学し、栽培する米や水田でのアイガモの役割について説明を受けた。山の高橋農園では、自家採種を続ける大豆や落花生、ネギ、トマト、スイカなどを見学。雨の少なさによる定植の難しさや、カラス、アナグマなどへの対策について話を聞いた。

 しのみや農園では、1.5ヘクタールの畑で主にレタス、キャベツ、ブロッコリーを栽培している。参加者は、畝を崩さずに同じマルチを2年間で4作ほど繰り返し使う方法について説明を受けた。トンネル状に資材を掛けて害虫の侵入を防ぎ、入り込んだ虫は手で取り除く。肥料には主に鶏ふんを使っているという。

 こじちゃん農園では、米や小麦、大麦の栽培と平飼い養鶏を見学。収穫物の一部を鶏の餌にし、鶏ふんを堆肥として田畑へ戻す循環の仕組みを学んだ。昨年は水田でアイガモロボットを試したが、水位が低い場所で稲を傷めることがあったため、今年は使わず、人の手で除草しているという。田んぼごとに水の入り方などの条件が異なる難しさについても語られた。

 最後に訪れたMOA大仁農場では、農業と食、福祉を組み合わせた取り組みについて説明を受けた。参加者は、同じ畑で同じ作物を育て続ける連作試験や、堆肥や緑肥を使った土づくりを見学した。

 見学後には参加者が感想を共有。生産者ごとに異なる栽培方法や課題に触れ、有機農業を実践する人同士が情報交換する機会の大切さを挙げる声も上がった。

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