韮山時代劇場(伊豆の国市四日町)で8月15日、レクチャーコンサート「アクシスの夕べ Part192~サクソフォン・ピアノ編~」が開かれた。サクソフォン奏者の矢邉新太郎さんとピアニストの田口真理子さんによるユニット「SHINARC(シナーク)」が出演した。
ソプラノ、アルト、テナーの3種類のサクソフォンを使い分けた矢邉新太郎さん
「子どもから大人まで誰でも気軽に本物の音楽を楽しむことができる」をコンセプトに伊豆の国市が開く同コンサート。矢邉さんは、伊豆長岡町時代から同シリーズに出演してきたことを振り返り、田口さんと共に楽曲の背景を解説しながら演奏を進めた。
第1部では、ジェームズ・バーンズの「アリオーソとプレスト」、金山徹の「オーボエとピアノのための小協奏曲」、ベートーベンのバイオリンソナタ第5番「春」などを披露。矢邉さんは、サクソフォンが金属製ながら木管楽器に分類されることや、クラシック音楽のために発明された歴史を紹介した。曲に合わせてソプラノ、アルト、テナーの3種類を持ち替えた。
第2部では、アストル・ピアソラの「エスクアロ」「オブリビオン」「アディオス・ノニーノ」などを演奏した。田口さんの作品「Memories of Wind」では、北海道の牧場で余生を送る馬の姿から着想した曲の背景を紹介。矢邉さんがソプラノサクソフォンで旋律を奏でた。
終盤には、ビル・ドビンズの「ソナタ」をテナーサクソフォンとピアノで披露。矢邉さんは作曲家や楽器の歴史を、ユーモアを交えて語り、クラシックからタンゴ、ジャズの要素を含む作品まで、サクソフォンの幅広い表現を伝えた。
次回の「アクシスの夕べ Part193」は10月17日、同劇場で開く。打楽器アンサンブルが出演する。入場無料。