夏のワークショップ「勾玉(まがたま)づくり体験」が7月28日、伊豆の国歴史館「いずしる」(伊豆の国市四日町)の市民交流スペースで開かれた。午前と午後の2回行い、夏休み中の子どもや保護者らが勾玉作りに取り組んだ。
作業前にはスタッフが、勾玉は弥生・古墳時代の装身具や祭祀具(さいじぐ)とされることを説明。翡翠(ひすい)や琥珀(こはく)、段遺跡(伊豆の国市大仁)から出土した実物の勾玉を並べた。形の由来は分かっておらず、動物の牙や太陽と月、赤ちゃんの形など諸説があることも紹介した。
参加者は見本を参考に形を決め、滑石(かっせき)に鉛筆で下書きした。粗いやすりで不要な部分を削った後、目の細かいやすりで形を整え、水につけて耐水紙で表面を磨いた。石を乾かしてカラーペンで色を付け、穴にひもを通して完成。青や緑、紫などを使い、それぞれ異なる勾玉に仕上げた。
同館は5月31日、市内の歴史文化を伝える拠点として開館した。柴雅房館長によると、車だけでなく電車で訪れる来館者も見られるようになったという。開館当初の話題性から訪れる人に加え、観光の立ち寄り先として利用する人や、地域の歴史を学ぶ目的の人も増えている。
柴館長は「毎月できるだけ歴史に触れる機会を作りたい。展示で伝えきれない時代や地域にも目を向けてもらえれば」と話す。館内展示や学校の授業と調整しながら、体験型の企画を続ける考えだ。
今後は、8月2日=「ミニはにわづくり体験」、同4日=「網代(あじろ)編み体験」、同8日=「火おこし体験」を行う。ミニはにわ作り=10時~12時と13時30分~15時30分、網代編みと火おこし=10時~12時。参加費は、ミニはにわ作り=300円、網代編み=500円、火おこし=無料。定員は各回20人。未就学児は保護者同伴。